大牧温泉の
歴史と魅力history
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秘境の一軒宿の始まり
その昔、源氏との戦に敗れた平家の落ち武者が、
山深いこの大牧の地にたどり着いた。
こんこんと湧き出る湯を見つけ、満身創痍の身を浸して
癒したのが始まりといわれている。
船でしか行けない秘境の一軒宿として知られ、
四季折々自然の織りなす静かなたたずまいが
心を癒してくれる。
大牧温泉についてAbout Omaki Onsen
大牧温泉
八十年の歴史
大牧温泉の開湯は寿永2年(1183年)。倶利伽羅峠の戦いに敗れた平家の武将・藤原賀房が源氏の追撃を逃れ隠れ家を求めて大牧の辺りをさまよっていた時、河畔からこんこんと湧き出る温泉を発見し、その湯を口にし湯あみをして創傷の身を治したのが始まりと言われています。かつてはこの狭谷の底にも村落があり、そこに湧き出る温泉は村人たちの湯治場として親しまれていました。しかし昭和5年(1930年)小牧ダム完成とともに湖底に沈んでしまいました。多くの村人から愛された温泉を何とか続けようと豊富に湧き出る源泉を高台に引き上げ、現在地に建物を新築し、1931年から「大牧温泉観光旅館」として営業を再開しました。
交通手段は船を頼りに再興されたのが現在の大牧温泉の基となっています。日本の百名湯にも選ばれた大牧温泉は自然と調和し何もない贅沢な空間が静かにゆったりと過ぎてゆく心安らぐ温泉です。
1931年、営業再開時の大牧温泉
現在の大牧温泉
湯治の湯として
古くから人々に親しまれてきた
庄川清流温泉
庄川清流温泉
小牧ダムが出来るまでの大牧温泉は、江戸時代(16世紀)以前から、河原に露天風呂として整備されており、万病に効果のある湯治場として人気がありました。
大牧温泉では男女で趣の異なる露天風呂の他、大浴場や大きな窓から望む景色が美しい中浴場、庄川を目の前にしたテラス浴場で、良質な天然温泉をお愉しみいただけます。
大牧温泉の魅力Selling Points
壮大な四季折々の景色Point01
春の山桜、夏の新緑、秋の燃えるような紅葉、冬の清澄な雪景色と
自然あふれる中での滞在をお愉しみください。
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
春は、山峡が新緑に包まれ、山野草が可憐な花をつけます。雪割草、かたかご、なるこゆり、しゅんらんなどが微笑み、ウド、ゼンマイ、タラノメ、ワサビなどの山菜が一斉に芽吹きます。また、野生動物のカモシカ、タヌキ、テンなどが姿を見せることもあります。
夏は、山峡を駆け抜ける爽やかな風に魅了される清涼感が漂います。エメラルドグリーンに変わる湖面を、飛び交う野鳥のさえずりが出迎えてくれます。
秋には、筆舌に尽くしがたい山峡の素晴らしい紅葉が、ゆれる湖水に映えます。木の実はどこまでも熟し、クリ、山ブドウ、アケビ、クルミなどの宝庫と化しキノコも豊富に採れ出します。
山峡の雪化粧が、「一幅の水墨画」の世界へ誘います。渡り鳥が飛来し、白銀の断崖には日本カモシカが姿を現したりもします。
観光遊覧船でしか
行くことが出来ない立地Point02
遊覧船からの風景は絶景といわれ、近年ではSNSでも話題です。また海外メディアでも紹介され人気に火が付き、2017年には年間の外国人観光客数が1万人を超えました。30分の遊覧の間、真っ赤な利賀大橋や長崎橋、ダム湖ならではの美しい水面が眺められます。1930年に完成したこの小牧ダムは、日本で初めて国有形文化財に登録され、当時「東洋一のダム」と謳われていました。その姿は、昭和初期に完成したとは思えないほど重厚で、70年以上経った今でも美しい姿を見せています。エメラルドグリーンに輝く湖面を船の上からぜひお楽しみください。
ダム湖の断崖という立地を活かした
ユニークなアクティビティ Point03
ユニークなアクティビティ
敷地内の釣り場から釣りを楽しめるのも魅力で、ニジマスやウグイなどが釣れます。富山県が誇る一級河川・庄川の上流で、客室から日がな一日、釣り糸を垂らすのも一興。宿では釣り道具も用意しているので、手ぶらで行っても釣りを楽しめます。のんびり温泉に入り、豊かな自然を眺めてゆったり過ごしつつ釣りをしてみるのはいかがでしょう。宿では釣り道具のレンタル(有料:エサ付き1セット1000円)も可能。庄川の水面に糸をたらして、のんびりとアタリを待ちます。
数々の嬉しい評価Point04
観光経済新聞様より頂いた「5つ星の宿」やじゃらんアワードの他、2021年には「ミシュランガイド2021特別版」にて、快適な旅館として掲載頂きました。
サスペンスドラマの
定番ロケ地としてPoint05
船でしか行けない特殊な立地である当館はサスペンスドラマの撮影にもよく利用されています。廊下には、出演者の写真付きサイン色紙がずらりと並び、宿の名物にもなっています。
動画で見る大牧温泉Movie
ぜひご覧ください!